
風よ!炎よ!雷よ!そして婚姻届よ!
筆者のスズメです。
この国の未来は、とうとう70万人を割り込んだ出生数と共に、静かにフルマラソンを終えようとしている。
そして私たちは知る。「少子化」という怪獣は、予算7兆円では倒せない。
1. 愛と婚姻の国防会議、開幕

2025年。
東京ではまたゴジラが出なかった。そして子どもも、出なかった。
政府は「子ども家庭庁」なる、ガチの勝負スーツくらいガチっぽい名前の新機関を立ち上げた。予算は7兆円。
だが、少子化の崖っぷちで叫ぶ声がある。
「本当の問題は、未婚率と社会不信だろうがァァァ!!」
──国会で誰かが叫んだかは知らない。が、国民の9割がうすうす感じてる。
2. 結婚できない、したくない、する気もない

若者の40%が非正規雇用。
平均年収440万円に対し、婚活市場では「500万以上求ム」の貼り紙が乱立。
──なぜか?
これは恋愛ではなく、人間版・ガチャだからである。レアを引きたい。だが確率が低い。そしてSSR(スーパースペシャル理想)男性は、だいたい既婚か消滅している。

結婚? いやいや、未来が不安すぎる。
年金は? 子育ては? 実家の親は? 自分のメンタルは!?
もう全部いっぱいいっぱい。
婚姻届より先に、退職届を出したくなるこの社会。
3. 社会よ、信じてくれと言われても

かつての日本は「一家団欒、みんなで船を漕ぐ」国だった。
いまや「この船、船長が裏金もって逃げたらしい」という不信の海。
みんな個室でライフジャケット抱えて、漕がない。
助け合いより、自己防衛。結果、共同体崩壊。
信頼? それ、どこのアプリでダウンロードできますか?
4. 子どもに優先席? いや、お米半額にしてくれ!

政府の「子ども家庭庁」はいろいろ頑張っている。
たとえば…
- Jリーグで子ども無料招待
- 対面キッチン補助金
- 国立施設に子ども優先席
うん……。 お か し く な い か ?
全部、結婚後→子供がいる家庭のためじゃね?
てかさ、コレ、完全に、「企業寄りの政策では?」
もし7兆円を直接子育て世帯に配布すれば、1世帯あたり300〜500万円になる計算ですけど!!??

それならいっそのこと必須の米をなんとかしてくれ!
お米を! 半額にしてくれッ!!!
たとえば、「お米をたくさん作って、値下がり分は政府が補償」という農業施策。
これなら予算8,000億円で全国民が笑顔でご飯をモリモリ食べる。
そしたら子育て世帯も、「今日の晩ごはん、カレーにしよっか」で幸せになれるやん。
7兆円あっても、Jリーグより食卓や!
5. 江戸時代の365倍、現代人の脳は過労死寸前

現代人が1日に浴びる情報量は、江戸の町人の1年分らしい。
そりゃもう、朝から晩まで「ビッグモーターの木」から「韓国アイドルの熱愛」まで、脳がジェットコースター。
自由? いや、これは情報の暴力である。
選べと言われすぎて、逆に選ばない力が大事になってきた時代。
結婚も出産も、決断のエネルギーが足りない。

この国に必要なのは、「気軽に間違えられる余白」かもしれない。
6. 行け!市民!討論会に参加せよ!

「選挙に行こう」と言われるけど、それだけじゃ足りない。
- 地元の政策討論会に行こう
- 役所にメールを送ろう
- X(旧Twitter)でタグを付けて叫ぼう
官僚は数字を見る。僕らは生活を見る。
そのギャップを埋めるのは、市民のひと声。
カラオケより大事、パチンコより熱い、政策への参加!
7. 結論:未来は「信頼」と「ごはん」と「ちょっとの勇気」

この国の少子化は、「結婚しにくい社会」と「信じられない世界」が生んだ怪獣だ。
でも、私たちにはまだ武器がある。
あたたかいごはん
健全な判断環境
そして・・・誰かと笑える余白
子どもを「産み育てることが楽しい」と思える世界は、予算じゃなく、信頼と行動から生まれる。

──さあ、未来へ漕ぎ出そう。
心のコンパスが、そろそろ北を指してる
まとめ|3分で分かる本記事の要点早見表
少子高齢化の現状
- 出生数は初めて70万人を割り込み、合計特殊出生率は 1.2。人口維持に必要な 2.1 を大きく下回る。
- 男性の約30%、女性の約18%が生涯未婚の見込み。
- 非正規雇用は労働者の約40%に達し、経済的不安が結婚・出産を妨げている。
結婚・出産を阻む要因
- 経済的理由
平均年収は約440万円だが、結婚相談所では「年収500万以上」を望む女性が多い。
若年層の男性からは「高望み」とも見られるギャップが存在。 - 将来への不安
「日本の未来に希望が持てない」という理由で結婚・出産を控える人も。 - 社会の構造変化
かつて「皆で船を漕ぐ」共同体的な家族観が弱まり、「信用できない社会」へ変化。
政府の対策と疑問点
- 子ども家庭庁が創設され、予算は 5兆円 → 7兆円 に拡大。
- 取り組み例:Jリーグとのコラボ、国立施設での子供優先席、対面キッチン補助など。
- しかし「本当に少子化対策か?」との疑念もあり、企業との癒着(レントシーキング)が問題視されている。
政策の優先順位のズレ
- 政府は「子供の貧困」や「体験格差」改善を重視。
- だが根本は「未婚率の高さ」であり、結婚支援が優先されるべきではないかとの指摘。
- 7兆円の予算を直接子育て世帯に配れば「1世帯あたり300〜500万円」になる計算。
代替案:農業政策の例
- 米を最大生産して価格を下げ、その分農家に所得補償をする施策なら 8000億円で可能。
- 実現すれば「お米が半額以下」となり、国民全体を支援できる。
- 7兆円を回すより効果的ではないかとの見方も。
情報社会と人間の限界
- 現代人が1日に触れる情報量は「江戸時代の1年分」。
- 過剰な情報は認知能力を超え、判断力や行動力を奪っている。
- 所得を増やすだけでは「幸福」につながらず、むしろ選択肢の多さが苦痛になる。
- これから必要なのは「選択肢の数」よりも「健全な判断環境づくり」。
市民の役割
- 「選挙に行く」だけでなく、市町村レベルの政策討論会に参加することが重要。
- 官僚や政治家は国民の実情を理解していない場合が多く、市民の直接的な声が必要。
まとめ
- 少子化対策は「お金を配ればいい」ではなく、結婚支援・社会の信頼回復がカギ。
- 情報過多社会では「判断環境」を整えることが本当の豊かさにつながる。
- 政策決定の場に市民がもっと参加しなければ、日本の未来は変わらない。
本記事の参考動画|コヤッキースタジオ ~政府関係者が語る日本崩壊の未来がヤバすぎる~
本記事はYouTube動画『コヤッキースタジオ~政府関係者が語る日本崩壊の未来がヤバすぎる~』の一部を参考に作成しました。
動画も面白いのでおすすめ
あわせて読みたい一冊『未来の年表』河合雅司

「少子化? なんとかなるっしょ」って思ってるそこのアナタ!
この本を読めば、そのノリが1ページ目で粉砕されます。南無。
本書は、人口減少社会がもたらす衝撃を、なんと年表形式でズバズバ解説。
「え? 2040年に○○が消えるの?」
「うそでしょ、あの制度が破綻?」
──そんな未来の社会崩壊ビンゴが並び立つ、予言書系ベストセラーです。
笑ってるうちに背筋が冷えてくるので、今回の記事(少子化と未婚と社会不信のスパイラル)との親和性はバツグン!
未来の日本、知って泣くか、知らずに笑うか。
読み終わったとき、あなたの脳内ではきっとこう響く。
「……やべぇ、今やらなきゃ詰むわ、この国」
一言でいうと、「やる気スイッチ」じゃなくて「危機感スイッチ」押される本です。

読後、寝つきが悪くなるかもしれないけど、それがリアルな未来。
ぜひ枕元にどうぞ。
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