
こんにちは、佐藤スズメです
今回ご紹介するのは、ソフトウェアエンジニア・大塚あみさんによる、まるでライトノベルのようなタイトルの一冊『毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』。

その中身は…期待を遥かに超えて、めちゃくちゃ胸に刺さりました。
この本は「100日でアプリを100個作る」というシンプルで無茶な挑戦を軸に、著者が人生をどう変えたかを綴ったドキュメンタリーです。
でも、ただの根性物語じゃない。むしろ逆で、「努力しないためにどうするか?」という思考が根底に流れています。
小さな挑戦から人生が転がり始める
著者・あみさんが最初にChatGPTと出会ったのは「宿題を楽に終わらせたい」という誰にでもありそうな動機。それが気づけば、毎日アプリを投稿し、ついには国際学会で論文を発表し、本まで出版してしまう──。
このストーリー、あまりに現代的で、あまりに痛快です。
注目したいのは、はじめから完璧を目指さず「とりあえず出す」精神。正直、私もブログを書いていて、「この記事、出して大丈夫かな…」と悩むこと、よくあります。でもこの本に出会って、「恥をかくことを恐れず出してみる」勇気をもらえました。
「頭では分かっていても“出す”勇気が出ない…」と感じた人は、
こちらの記事“アウトプットの壁”を壊す最初の一歩をチェックしてみてください。読後、スッと動けるコツをまとめています。

「努力じゃなく、楽しいから続く」って本当だった
1日10時間プログラミング。これだけ聞いたら、「ああ、超人か」と思うかもしれません。でも彼女はもともと授業中にゲームばかりしていたタイプ。
じゃあなぜ続いたのか?その答えはシンプル。「楽しいから」。
彼女は、「好きなことをしてるだけだから努力とは思ってない」と語ります。この感覚、すごく分かるんです。私も文章を書いてるとき、時間を忘れて没頭する瞬間があります。努力しようと思ってやってる時は、だいたい苦しいんですよね。
すでに「楽しいこと」「好きなこと」「やりたいこと」がある!
・・・でも、なぜか行動できない人。
原因が判明しました!!

誰かのための努力は、意外と続かない
印象的だったのが、「努力は他人に決めさせない」というスタンス。
親や先生に「こうしなさい」と言われてやる勉強って、たいてい身にならないし、続かない。でも、「自分がやりたい」と思って始めたことは、多少キツくても続く。この自己決定感こそが、現代を生き抜く鍵だと気づかされました。
継続の正体は「気合」じゃない、「習慣」だった
毎朝大学に行って、夜までコードを書く──。これを100日。気合いだ根性だで語れない仕組みがありました。
それが「時間割を先に作る」という習慣の力。
私もこれ、実践したい。時間の確保さえできれば、やる気は後からついてくるんですね。
「続けられない」悩みを先に片づけたい人へ——
習慣が続かない原因と対策まとめ も合わせてどうぞ。
“仕組み”で三日坊主を卒業するヒントをギュッと詰めました。

挑戦してる人にしか、応援は降ってこない
大学教授がMacBook Proをくれたり、学会発表に同行してくれたり…!まるでフィクション。でも、これって現実なんです。
「応援や支援は、すでに走っている人にしか届かない」
この言葉、グサッときました。やる前から完璧に準備しようとして動けなくなる人、多いですよね(私もです)。でも、走り出してから味方は増えていくものなのかも。
AIは魔法じゃない。けど、最強の相棒になる
この本で何度も出てくるのがChatGPT。
でも、彼女は「AIは使い手の能力以上のことはできない」と断言します。
つまり、「ちゃんと指示できる力」=人間の側の理解と構想力が問われるということ。
これはブログ執筆でも同じで、どんなテーマで、どんな読者に、何を伝えたいかが明確じゃないと、AIも助けようがない。身に覚えがありすぎて耳が痛かったです。
感想|人生を変えたい人へ。「まず、出せ」
この本を読み終えた私の率直な感想は、
「上手くいかなくても、まず出してみよう。話はそれからだ。」
ということでした。
どんなに小さな作品でも、つたない表現でも、「出す」ことに価値がある。やってみれば仲間も、支援も、実力も、あとからついてくる。
本書は、技術書というより、現代版の青春ストーリーであり、生き方のハック本です。
ブログや創作活動、プログラミングに限らず、「変わりたいけど動けない」そんな人には、ぜひ読んでほしい。私自身、読み終えてすぐにいくつか新しいことを始めたくなったくらい、心を動かされました。
まとめ|この本で学べる7つの気づき
「とりあえずやる」で人生は動き出す
「恥をかいても出す」ことで道が拓ける
「楽しい」は最強の燃料
「努力」は自分で決めるもの
「習慣」が継続の仕組みを作る
「挑戦中の人」だけが応援される
「AIを使う力」は人間の理解力にかかっている
人生を動かしたいなら、完璧じゃなくていい。

まずは”出す”
それがこの本の、そして彼女のストーリーが教えてくれた最大のメッセージです。

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