今年58くらい歳の母。特徴としては、
たまに天然、
たまに優しい、
たまに怪我をする、
たまに語尾が『ござる』になる、
最近入れ歯に変えた。
そんなござるな入れ歯の母と虫のお話
僕が住んでいる地域全般なのか、僕の実家だけなのかは不明ですが、
春先になると小さいメスのクワガタみたいな僕的には少し可愛い虫が大量発生し気づけば床を歩いているのをよく目撃します。
ご存知でしょうか?
凄く小さなクワガタのような、名前すら出てこない虫。
気になって調べてみたら、カツオブシムシという香ばしい名前の虫らしいです。
このカツオブシムシ、どうやら2種類いるみたいで、
こんなのと(ヒメマルカツオブシムシ)

こんなの(ヒメカツオブシムシ)

がいるみたいです。
実家に居座っているのは、下の画像の黒いヒメカツオブシムシです。
略してヒメカツオです。
なんだか美味しそうです。
ーー春だ!春だ!春だ!
この季節になると、ヒメカツオがもぞもぞとに『暖かいねーもう春だねー』と、
家の中に春の訪れを律儀に毎年毎年お知らせしにきてくれ、気づけば家の至る所をテクテク歩いています。
この虫、
人に見つかると全力で走り出し、焦ってる様子が手に取るように分かるほど焦っています。
飛べる虫なのに、全力で走って逃げます。
⦅あーこいつも必死なんだなぁ。あとバカだなぁ。⦆
と見るたびに思うのですが、
そう思えば思うほどこの虫が可愛らしくみえてきてしまうのです。
なので一度手で捕まえ、しばらく観察してみました。

・・・

本気で可愛いやないかー!!!
なので、僕はいつも
外に逃がしてあげてしまいます。
愚行です。
しかし、母に見つかってしまった愛らしいヒメカツオちゃんは、
「この虫またこんなとこを歩いているござる。今から窒息死するというのに・・・」と、
ござるの死の宣告を受けるでござる。
そう、母はこのヒメカツオちゃんを窒息死させるため、あるものを引き出しから取り出します。
カツオブシムシ母の駆除の仕方!
母が引き出しから出してきたのは・・・ガムテープ。
やりかたとしては至って簡単。
まず、そのガムテープを適当なサイズにちぎり、走って逃げているカツオブシムシの
背に標準を合わします。

で、
そのまま普通にピタっと貼ります。

すると、こんな感じになります。

これぞまさに足が地につかない状態です。
足(あし)が地に着かないの意味
緊張や興奮のため心が落ち着かない。
引用元 goo辞書
まさにこれから始まる惨劇を彷彿させるかの如く緊張や興奮のため心が落ち着かないカツオブシ虫ちゃんは手足をばたつかせていました。
次に、
ガムテープを巻いていきます。


これ以上僕には書けない!!!
おそらく息も出来ずに朽ち果て、
・・・
可哀想すぎる!!!
しかし母はガムテープ片手に、

とか言っておりました。
おーしまい!