インドネシアのドネシア君・・・飛ぶ

「あれ?ドネシア君は?」

「ん?飛んだよー」

 

『安全運転大事第一!』

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私事ですが現在、漁師さんが苦労して獲ってきたお魚を市場へ運んで並べるお仕事をしています。いわゆる『トラック運転手』のようなものですね。

 

僕がお世話になっている会社の漁師さん達は、船頭が日本人であと6名はインドネシアの方達。(船頭=船を操る人でその船の大将のこと)

 

僕自身は船には乗らない(っというかキモチワルクテシニソウだからノレナイ)けど、船からトラックへ魚を積み込む際みんなと顔を合わせるので日に日に『仲良くなってきたかなー』くらいになりました。

 

 

深夜みなが寝静まった深夜2時頃

大将の号令の元、集合するインドネシアの方達

 

 

ときには雨風に晒され

ときには荒波に揉まれ

ときには緊急を要する船の故障に見舞われ

それでも絶対に、絶対に無事に陸に戻ってこれる船頭の類稀ぬ操作技術

 

・・・

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従業員の枠なんて遥かに飛び越えた先にある、

 

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帰路に着く頃には仲間しか味わえないであろう『悦び』に似た達成感もあるに違いない。

 

素人目にも分かる、船頭との硬い結束力、、いや、、、が生まれていた。

 

・・・

 

「あれ? ドネシア君は?」

「ん? 飛んだよー」

 

 

彼は『ドネシア君』

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遥々日本へやってきた一際目立つドネシア君(名前がわからないため、ここではドネシア君と呼ぶ)

 

彼は、

色黒で

背が高く

イケメンで

真面目で

よく働く。

 

そのうえ、親切心も人一倍あった。

 

 「マサキサン コレ ヒトリダト オモイネ」

 

わたくし169cmのマサキが、

海老や魚が大量に入った樽をトラックから1人で下ろそうと奮起していたら180cm強はあるだろう彼が話しかけてきた。

 

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「あ、はい! あ、ありがとうござす!」

 

ーー高身長というだけで萎縮してしまうのはなぜなのだろうか。

 (高身長=年上感が出る? それとも猫背を極めてる僕が低身長?)

 

身長について想いを張り巡らせながら、慎重に樽を下ろし終え、新調した仕事着はドネシア君のお陰で汚さずに済んだ。

 

・・・ドネシア君、、、君ってやつは、、、なんていい奴なんだ

 

ドネシア君への期待は今後増すばかりだ。

そしてそれは船頭でもある大将も同じことだった。

 

 

「あの子は使えるよ」

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当たり前の事だが、インドネシアの人達も僕ら日本人と全く同じ人間。

仕事量の差異は人それぞれ当然のようにでてくる。

 

「あの子は使えるよ」

 

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しかし、ドネシア君への評価は船の大将からしても合格の域にあったのだ。

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

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僕の中で『ドネシア君』爆誕だと思った。

 

 

ドネシアクン インドネシアへ フライト タブン

真面目

働き者

 

ドネシア君に限らずインドネシアの方達は、日本人よりもよく動き、よく働くと思う。

 

そのうえ、

優しく

親切で

イケメンが多い。

 

男の僕からみても『男らしくなんだか頼り甲斐がある存在』だ。

 「日本人女性はインドネシアの方と結婚した方が幸せになれるんじゃないか」とさえ思う。

 

ドネシア君も勿論インドネシアの人だ。

ドネシア君の特徴をまとめると、

筋肉隆々で

イケメンで

高身長で

色黒で健康的

 

親切で

優しくて

真面目で

働き者で

手際がよく

急に飛ぶ

 

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ある日、船の荷物をトラックへ移す作業中に気づいたんだ

 

、、、あれ?なんか足りなくない?

、、、あ、ドネシア君がいないんだ!

 

『必ず絶対いる』という存在感があったドネシア君。

・・・ただ単に休みなのかもしれないが、『絶対いる存在』がいなければ気になってしまう。

 

魚をトラックへ移動させながらも、氷を魚にぶち撒けている大将に聞かざるを得なかった。

 

「あれ?ドネシア君いないような?」

「ん?飛んだよー」

 

・・・?

 

「え? 飛んだ?」

「そうそう。よくある事だから」

 

・・・

 

・・・

 

・・・激激激衝撃的発言!!

 

あのドネシア君があああ!!?

 

何も言わず辞めたあああ!!?

 

よくあることぉおおおお!!?

 

 

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前日の作業中、確かに彼はいた。

魚が入った箱を一緒にトラックへ乗せた。

 

「コノサカナ カイマス。イクラデスカ?」

「2000円でいいよ」

「2000円ネ ニコ^^」

 

魚を買う大将との微笑ましいやりとりを聞いた。

 

だがドネシア君は、、、いない。

急に居なくなる=飛ぶ

ここでは書ききれないほどキツイ仕事なのは確か。

インドネシア人も日本人もやはり同じ人間。

逃げたくなったら飛ぶ!!(※そんなことはないので良い子は真似せずに)

 

ただドネシア君が違ったのは、飛ぶ気配が一切魑魅も感じられなかったことだ!

 

 

今一度ドネシア君との『思ひ出』に吹けよう

 

「マサキサン、コレヒトリダト、オモイネ。テツダウヨ」

「スロットは ハナハナが スキネ」

 

懐かしい。懐かしいよドネシア君。

 

きっと今インドネシアで幸せに暮らしてるんだろな。

ハナハナはあるかい?

沖スロは沖縄が本場だよ。

 

 

ーーなぜだろう。

ドネシア君との思い出に吹けていると、

同時に、大将の言葉が僕の頭の中で木霊してくるんだ。

 

『あの子は使えるよ』

『名前は知らんけど』

『ん?飛んだよー』

『よくある事だから』

 

・・・

 

・・・

 

「給料払わなくていいからラッキー!」

 

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午前2時

雨風に晒され

荒波に揉まれ

故障に見舞われ

『海』を見誤れば命の危険にも繋がる

 

午後20時〜21時

長い航海から帰ってきて即、荷下ろし

 

午後21時〜22時

それぞれの自宅へと帰路する

 

4〜5時間後の午前2時(予想睡眠時間、2~3時間前後)

雨風に晒され

荒波に揉まれ、、、

繰り返し

繰り返し

繰り返し

 

・・・僕なら、繰り返さずとも、圧倒的睡眠不足と衝撃的体力消耗により、1日もたずに

 

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こんな顔になるだろう。

 

『飛ぶ』はしないが『ゴメンナサイ ムリデス アシタ トビマス』って言うだろう。。。

 

 


 

大将、若干22歳

ドネシア君 推定20代後半

ほかのインドネシア方々 推定20〜25歳

 

僕33歳

いや、ほんま尊敬でしかない。

、、、腰痛い

 

陸係として陰ながらサポートします!

、、、腰痛いのなんてマシだわ

ビバ腰痛!!

湿布必須!!

ドネシア君おつかれ!!