美容師なのに美容に全く関係のない地獄のような合宿へ行ったお話
ーー高校を卒業した僕は美容師になりたいと思い地元から離れ、愛知県名古屋市にある美容学校へいきました。
何故わざわざ名古屋にしたかというと、
「本場の味噌煮込みうどん食べてー!」
そう思ったからです。
食べませんでしたけど。
そんなこんなで無事美容学校を卒業し晴れて美容師として働き出し数ヶ月が経った頃。
当時働いていたお店の社長から唐突に、「合宿へ行け」との指令がでました。
詳しく聞くと、
ミルボ◯という美容関係の会社が主催している合宿とのこと。
(記憶が曖昧ですが、たしかミルボ◯だった気がします。)
しかも、技術を身につけるための合宿ではなく、精神的な面を強くするための合宿だという。
なんともまあアホくさい・面倒くさい・クソみたいな企画だな。
しかも二泊三日というありがたくもないただのドドド迷惑な話だ。
つーかね、精神面を鍛えるってなんなの?
『美容師は厳しい職業』だからなの?
こちとらそんなもの百も承知で入ってきてるんだからさあ、正直そんな合宿・・・いらないんだよ!
どうせなら技術を向上させるような合宿にしといてよ!
はーー行・き・た・く・な・い!
しかし社会人としてそんなわがままは言える筈もありません。
言いました。
「え?それ強制じゃないっすよね?」
「・・・ああん? 強制だわ!」
若干怒られたよ。
しょぼん。。
次の日同期5人と一緒にミルボ〇が主催する合宿場へ
現地に到着するとそこは体育館が併設されている宿泊施設になっていました。
たしか岐阜県だったかな。とにかく、くっそ寒かった記憶があります。
そして僕達以外にも100名ほどの合宿生達がいました。
自分も含めみんな美容関係の仕事をしている新入社員のようです。
ーー季節は真冬。
寒空の下、宿泊施設の前でガヤガヤしていると今回の合宿でお世話になる先生が登場しばっかでけえ声の怒号に近い雄たけびが辺りに響き渡りました。

!!!
うえ!!!

「みなさんこんにちは!!!
これから組み分けをするので体育館へ集合おおお!!!」
なになになに? なんなんだ? 急に!?
・・・つーか声でか!
・・・いや、それよりも、「スイッチオン」って一体なんだったんだ。
これはもしかして体育会系のノリの合宿なのか?
嫌だ。嫌な予感しかしない。
そこにいるみんなも馬鹿デカイ声量と意味不明なスイッチオンに圧倒されている様子が伺えます。
中には不安すぎて顔が青ざめている子もいます。
僕です。
なにがなんだかよく分からないけど不安な青い面持ちでスイッチオンの後ろに付き、全員で体育館を目指すことに。
その道中、仲の良かった同期と、
「やばくね? やばくね? 今日めっちゃ寒くね?」
「そっち!?www」
みたいな他愛もない話をしたが、これが最後の会話になるとはこのときの僕は知る由もなかった・・・
ごめんなさい。続きは次回へ。
また更新しまーす!
よければ見てね・よければブックマークしてね(笑)
スイッチオン!
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