深夜2時。カーテンの隙間から、月の光がスッ…と入ってくる。
「静寂」とは名ばかり。私の頭の中は、もはや盆踊り会場か戦場。
- あの時ああ言わなきゃよかった…
- あのLINE送ったの重すぎたかな…
- あの店員の顔、私の滑舌ミスで引いてたよね…?
はい!脳内フルスロットル反省会、またしても開幕です!
そんな自分に、私はこう叫ぶのです。

「も~~~~~寝ろよ!!!!!」と。
【第一章】考えすぎ女、脳内裁判所を開廷する

たとえば会社での一言。
「お疲れさまでした!」の声が0.2デシベル足りなかった気がして、
帰り道に「上司 挨拶 うざい部下」で検索してしまう。はい、有罪。
またある日は、スーパーのレジで小銭を出すのに3秒もたついたせいで
後ろの人に「地球上の時間をムダにしている存在」と思われた気がして、
帰宅後、風呂の中で小銭トラウマ再現劇場がスタート。えぇ、何回リピートすんねん。
【第二章】その「考えすぎ」、才能かもしれません(なお活かし方は未定)

考えすぎてる最中って、冷静に自分を見つめられてるようで、
実際は「私が私を責める時間」にすぎないんですよね。
でも、その緻密な分析力、空想力、相手の顔色を読む洞察力……
これ全部、ドラマの脚本家なら大歓迎のスキルじゃないですか?
そう、あなたの脳内は、今日も「ゴールデン帯の人間ドラマ」を一人で書き上げているのです。
疲れるわけだ。むしろよく持ってる、あなたの脳みそ。
【第三章】ノイズキャンセリング講座、3つの処方箋

①「悩み」と「考え」を分ける
考えすぎの正体って、よくよく見てみると「悩み」という名の感情のループなんですよね。
ぐるぐるしてるだけで、全然解決には向かってない。
実はこれ、木下勝寿さんの著書『悩まない人の考え方』でもズバリ言ってます。
「悩みは“感情”であり、考えるべきは“課題”だ。」

うわ〜〜〜それな〜〜〜〜って思った人、仲間です。
つまり、今のこの「つらい」ってやつ、全部『感情の海』で泳がされてるってこと。
「どうしよう…嫌われたかも…」じゃなくて、
「次はどう言えば伝わるかな?」って、課題に変換するだけで脳内の波がピタッと止まるんです。
②「考え」を書き出し、『見える化』する
考えごとって、脳内に留めてると無限リピートします。
でも紙に書いた瞬間、「…なんか、大したことなくね?」ってなるんですよね。
木下さんも言ってます。
「悩みは、書けば消化できる。」
ふせんでもメモ帳でもスマホのメモでもOK!
脳内クラウドから思考を外部ストレージに逃がす、それだけで劇的にスッキリ!
③ 悩みループから物理的に離れる
そして最後はコレ。もう考えすぎて疲れたら、
場所を変えろ。歩け。カフェ行け。風呂入れ。
要は「物理でぶった切る」
動くだけで脳内の再生リストは止まるんです。まさに悩みの強制終了キー。
【終章】あなたの脳みそ、愛すべき劇場にして聖域なり

考えすぎるあなたは、誰よりも人の気持ちに敏感で、物事を深く受け止めすぎる天才なのかもしれません。
それは時に自分を苦しめるけれど、
その優しさと繊細さこそ、
あなたが「人間らしく」ある証拠です。
だから今夜だけは、
その思考の舞台に「本日休演」の看板を下ろして、
枕の海にダイブしていいんです。

あなたの脳内、静寂あれ。ノイズキャンセリング講座、閉幕です。
また考えすぎちゃったらさ!この記事、何度でも読み返してね
あとがき|参考資料等
──この記事を書くにあたり、ちょびっとだけ参考にさせてもらったのが、
木下勝寿さんの著書『「悩まない人」の考え方 ── 1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30』であります。
「悩みは感情、考えるのは課題」という名フレーズに心をズドンと打たれ、
悩みすぎ反省会で赤点連発の私が、「課題変換マン」へとジョブチェンジする勇気をもらいました。
真面目だけど読みやすくて、しかもビジネス書のくせにやさしい。
脳内劇場がうるさい夜には、この本がちょっとした照明係になってくれるかもです。
悩みすぎて枕が湿る夜に、こっそりおすすめしておきます

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